お久しぶりです。ぴたぱんです。
来週が浣腸訪問本番。こんな記事を書いている場合ではないですが、頭の中をまとめたくなったので走り書き。今日こそは短く済ませます(多分)
普段なら知的で整った文章を書こうと(少しは)努力するのですが今回は殴り書きでご容赦を。常体と敬体が混在していたりする滅茶苦茶な文章です。
何がみられているのか
この世の大概の就活はそうですが、浣腸訪問はブラックボックスです。
しかし、浣腸訪問を乗り越えた先輩方からお話を聞く機会は多くあるので、何がみられているのか、いろいろな人の意見をまとめてみます
①有名な現役行政官の方の意見
kasumigasekipeople.hatenablog.com
kasumigasekipeople.hatenablog.com
②厚労省で面接官をされていた元行政官の方の意見
以下は、私が個人的に見聞きした話になります
③とある若手行政官の方の意見(Xさん)
・採用基準はわからないが待合室等で話した感じ当意即妙に返せる人が内定していた
・採用時に席次をみられていたかは知らないが、同期が「試験の席次がよかったから」と激務部署に一年目で配属されていた
・「〇〇県出身の大学で〇〇を専攻していた〇〇に関心がある人」というキャラ付けを意識していた。入省してからも、採用にかかわった人から「あ、〇〇の人!」とそのキャラで覚えてもらっていたので有効だったのではないか
④内定者の方からきいた、過去のA省採用担当補佐がいっていた基準
1. 一緒に仕事をしたいと思えるか(人柄)
2. その人に伸びしろを感じられるか、採用して数年後活躍していそうか
3. 国家総合職としての志(「国民のために何ができるか」等)をもっているか
4. 同期の中でのバリエーションが保てるようにしている(属性や専攻等?)
⑤とある若手行政官の方の意見(Yさん)
・熱意(説明会やインターンに熱心に参加しているか)を重視している省庁もあれば、説明会などに全然参加していないぽっと出でもキャラ採用のようにして多く採用している省庁もある。体感だと、B省は熱意を重視しての採用が8割の一方、C省はキャラ採用のような形が6割。(B省は説明会に多く参加していた人が内定していたが、C省はぽっと出の人が多く採用されていた、という意味)
⑥A省の採用担当(係員)の方の公式の説明
・席次は一切見ていない。
・大きく分けると、能力・関心・人柄・熱意の4つ。
・細かく分けると、理解力、課題設定力、論理的思考力、表現力、視野の広さ、主体性、人柄、熱意
●私の個人的な理解
〇大前提:省庁による!(それはそう)
人事課(秘書課)面接の比重が大きい省庁もあれば、原課面接の比重が大きい省庁もあるとききます。
〇共通していえるのは、「政策の知識の多寡が問われているわけではない」とはどこの省庁の方からもきく。(ただし、関心や志望度の高さを示すため、原課での議論のしやすさのために政策への知識はある程度あった方がいいとも)
〇「『自分』を伝え、売り込めるか」
雑にまとめてしまいましたが、説得的な志望動機を語れるか、自分の人柄(素でなくても呈示でもよいが)とのカルチャーフィットを示せるか、一緒に働きたいと思ってもらえる(好かれる、組織に合うと思ってもらえる)か 熱意を示せるか ガクチカ、強み等の自己アピールがうまくできるか マナーや清潔感など印象がいいか などいわゆる「就活の面接が得意か」をまとめた概念です
〇志望度・熱意の高さ
個人的には「熱意のある人の方が仕事ができる、出世する、組織に必要」のような考えには全く賛同できないのですが(そういう考えの方もいるとは思いますが)、「熱意」という言葉は浣腸就活ではなぜかよく耳にします。
妥当そうな理由としては、「志望度の低い人に内定を出して内定辞退されると困るので志望度が高い方がいい」「志望度の低い人に内定を出して早々に転職されては困る」というのはあると思います。特に浣腸は内定を出すのが一番遅いので内定辞退は何があっても避けたいはずです。説明会の参加回数が数えられていたり職員訪問の回数が数えられていたりなんて噂も聞きます。
一日目(第一志望)からほとんど採用を決める浣腸があるなんて話は有名ですね。E省の採用担当は、「うちは3日目の訪問はやりません(つまり1日目に来てください)」と公言していたりします。
F省では官庁訪問前に説明会やインターンでの参加度合い・熱心さ等からほぼ内定を出す人が決まっているなんて噂も聞きます。初日から一軍部屋二軍部屋に分かれていたりするとかなんとか。真偽は不明です。
〇「仕事できそう」か
「仕事できる」の定義も難しいですし、実際に仕事をしたわけでもなく原課で話聞いて質問・議論するだけで何がわかるんだって感じですが。
説明を受けた政策内容から課題を発見する力、説明を受けて理解する力、演繹的に推論する力(私が「論理的思考」という言葉が嫌いなだけで似たようなニュアンスです)、考えたことを簡潔明瞭に表現し伝える力、などでしょうか。
シグナリング的な意味合いで出身大学・大学院(私が「学歴」という言葉が嫌いなだけで(以下略))や職歴、試験の席次、持っている資格、他に持っている内定等をみられることも省庁によってはあるのかもしれませんがそこは人事のみぞ知るといった感じです。
春試験組よりも教養区分合格者を優先的にとっている省庁がいくつかあるという話はききます。実際に内定者の数をみるとそうだったりするのですが、優秀そうな人をとったらたまたまそうなったのか。因果関係の方向はどちら向きなのか。人事のみそしる。
「学歴」のシグナリング理論みたいなのがあるのかどうなのか。個人的には出身大学・大学院は後述の「多様性」の方に関わってくる気がします。
そして、「年齢」もここに含まれ得ると思います。「26を超えての採用はしない」と公言している採用担当がいたなんてツイートも見ました。病気で長く休学していて周りより年齢が高い状態で浣腸訪問に挑む自分にとっては悲しい現実です。
〇多様性
これをみているかは結構省庁によりそうです。
内閣府や人事院は女性の3割採用を目指しているので女性は優先的に採用されたりするかもしれません。人事の意向により地方大出身の方の数をある程度確保しようとしていたりするかもしれません。
学部や試験区分の多様性を確保することで様々な専門性をもった人材を欲しいと思うかもしれません。
入省してからの配属が偏ると困るので、ある程度関心分野・就きたい分野がばらけるようにしたいと思うかもしれません。(関心のある業務分野で内定もらえるかどうかが決まったら溜まったもんじゃないですが、嘘でも倍率低そうな業務分野に関心あるふりした方がよかったりするんでしょうか)(私自身、E省の採用担当に「ぴたぱんさんは××に関心があるけど、業務として大きいのにここに関心がある志望者の人少ないから非常にいいと思います」と言われたことがあるので一考慮要素だったりする可能性はあります)
〇過去の官庁訪問経験
私は今回が初めてなので詳しくないですが、「過去に落ちた官庁で今年度訪問して採用してもらえることは少ない」といった噂はききます。過去の評価データが残っているわけですから、それを覆すのはなかなか難しいのかもしれません。先述の「年齢」要素ともかかわるのかもしれません。
ざっくりこの辺でしょうか。あくまで個人的な推測なので、読者の方も情報があれば教えてください。
どんな準備をすればいいか
時間がなくなってきたので簡潔に書きます。
〇自己アピール、秘書課面接対策、面接で話す内容を詰める
→想定問答作成、友人や大学の就職支援センター等でのESの添削や面接練習、民間企業就活で面接の場数をこなす
〇政策研究、関心分野の課題と対案を考える
→ぶっつけ本番で原課に挑むより、事前に調べて考えていた方がいい成果が出るのではないでしょうか。ただ、事前に思っていたほど政策の話をする機会がなかったという体験談も聞きますし、特に政策研究はやるとキリがないので適度に。
〇過去の説明会の振り返り
内容を思い出す、調べる、きいてみたい疑問点をピックしていく。、等々。
〇志望省庁に関する最近の時事トピックの把握
話のタネに。結構これやってる話聞くけど実際どのくらい有効なのかは謎。
〇情報収集
情報戦の側面もあるので、大学のコミュニティやインターネットの情報から浣腸訪問体験記などの情報を積極的に収集して傾向と対策を考える。
私個人の話
〇有利な点
・訪問する省庁の説明会には20回以上参加している 志望度は伝わっているはず
・政策研究は人並み以上にしている
・訪問する省庁の採用担当には事前に結構接触していて関心分野や志望動機等もある程度把握されているはず
・教養区分で合格している。運よく席次もいい。
・理解力は人並みくらいにはあるはず。
〇不利な点
・年齢が高い→シグナリング理論的に言えば生産性が低い、異常な人であると推定をかけられる可能性がある
・持病→休職リスクがあると思われる
・インターンに参加していない
・第二志望は職員訪問結構できたが第一志望は全然職員訪問できなかった
・民間就活の経験が少ない
・NNT
・自己アピールが下手。
・志望動機等に結構嘘が多い
・初めて聞いた話から課題発見するの難しいンゴねぇ
〇今から1週間でやるべきこと
・もっと面接の想定問答の作成など話す内容を詰める。
・関心分野の課題と対策を考える。
・髪切りに行く。スーツをクリーニングに出す。
・ニュース等の情報収集。
・生活習慣をなおす。
後半にかけてどんどん雑になってしまいました。あと一週間。頑張ろう。